口笛世界大会2024で優勝しました!

(画像引用元:https://whistling.jp/wwc2024/wwc2024-results)

神奈川県川崎市で行われた第46回口笛世界大会 (World Whistlers Convention)に出場してきました。

アメリカの大会と違い総合順位がつかない大会で、「弾き吹き部門」「音源伴奏部門(成人・シニア・ティーン・チャイルド、男女別はなし)」「アライドアーツ(アンサンブル・ソロ)」という部門別の表彰のみ。私は「弾き吹き」と「音源伴奏(成人)」に出場しました。

弾き吹き部門ではベネズエラの民俗楽器「クアトロ」を携えて出場。予選と本選の2ステージあり、クラシックカテゴリーではラウロの「ベネズエラ風ワルツ第2番」とドヴォルザークの「ユーモレスク第7番」、ポピュラーカテゴリーではアルデマロ・ロメロの「カレテーラ」とウーゴ・ブランコの「コーヒールンバ」を演奏し、優勝することができました。4月に1か月間ベネズエラで音楽修行をしてきたのを活かしきることができました。(ベネズエラ修行についてはまた別途投稿します)

成人部門の年齢になってから10年以上ずっと2位や3位ばかりで、1位を取れても「男性総合1位(実質2位)」だったり「弾き吹き部門1位」だったりで、なかなか大会最高位には届かずに来た中で、今回の大会では音楽的難易度の観点から弾き吹き部門が音源伴奏部門より上に位置づけられており、2010年の初参加以来初めて一番大きいトロフィーを獲得することができました!

一方で、一番出場者数が多く実質最もレベルの高い「音源伴奏部門」は2年前の前回大会に引き続き2位でした。こちらもクラシックとポピュラーのカテゴリーがあり、音源審査を1位で通過したためシードとして2次予選から参加。予選ではオランダのカッテンビュルフという作曲家の「フルートとピアノのための小品」とチック・コリアの「スペイン」、本選ではテレマンの「リコーダーソナタ ヘ長調 第1楽章」と自作曲「Whistle Funk」を演奏しました。ポピュラーの演奏では自分の実力をほぼ出し切ることができたと思います。クラシックでは緊張に負けてしまい、予選本選ともに実力の7割程度しか出せず… 何より一番悔しいのは、お客さんに自分の最高の演奏を届けられなかったことです。精進します。

1位のYusuke Matsumura君はドイツに音楽留学し今は現地でプロオペラ歌手として活躍する同年代のプロミュージシャン。特にクラシックカテゴリーは圧巻の演奏で、大いに刺激を受けました。

友人たちとの再会、新しい出会いもたくさんあり、とても楽しい週末になりました。練習期間を支えてくれた妻と母には大変感謝しています。今後も大会に出場するかどうかは一旦じっくり考えてみようかと思います。(アメリカの大会での総合優勝を狙いに行きたい気持ちは未だにあります)

大会主催のりょうすけさんおよびADのクリスさん、審査員の先生方、そしてスタッフの皆さんには今年も素晴らしい大会を開催していただき大変感謝しております。私も口笛音楽の発展にもっと寄与できるように頑張ります!