フランス語では単純に「素晴らしい」という意味で普通に使っていたformidable(ふぉるみだーぶる)という単語ですが、英語でも同じ単語があるということを先日初めて知りました。そして英語のformidable(ふぉーみだぼー)はどうやら全く違うニュアンスがあるようです。
それはずばり「手ごわい」!
辞書を引くと「恐るべき」と出てきますが、単純に恐ろしいだけでなく、戦う相手として畏敬・尊敬の念を抱かせるようなものに使うようです。つまり「敵ながらあっぱれ」なんて時にも使えるんじゃないでしょうか。
最近ではコクゾウムシ(weevil「うぃーヴぉー」)がformidableでした。いつも米や豆を買うときについてきて悪さをするので、今までやられたことのある米とか豆(緑豆とかヒヨコマメとか)は対策していたのですが、なんとあいつらパスタにも巣食うようで、先日米びつから逃げ出したと思われるrice weevilが未開封の三色フジッリ(fusilli)の袋に穴をあけて中で大量繁殖していた時には「なんて手ごわい奴らだ。プラスチックまで食い破って侵入するとは敵ながらあっぱれ!」と思いました。今度からスパゲティ以外のパスタを買ってきたら冷蔵庫にしまうようにします。
ちなみにmaize weevil(トウモロコシ)・rice weevil(米)・wheat weevil(麦)がいるらしいですが、調べても私には違いが判りませんでしたし、ネイティブスピーカーにもわからないと思います。